浅草阿部川町
あさくさあべかわちよう
[現在地名]台東区元浅草三―四丁目
新堀川西岸に沿った町人地。北は正行寺・本立寺・正覚寺、南は片町通を隔てて武家屋敷および御書院番与力同心大縄地、西は通りを隔てて浅草龍福院門前・浅草了源寺門前・称念寺・延命院・浅草大乗院門前。町名の由来は地主が駿河国阿部川(現静岡市)から移住してきたからという(東京府志料)。寛永一三年(一六三六)御小人衆大縄拝領地となり、元禄九年(一六九六)町屋は代官支配となって浅草阿部川町と称した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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