浜名納豆(読み)はまななっとう

精選版 日本国語大辞典の解説

はまな‐なっとう【浜名納豆】

〘名〙 納豆の一種。煮た大豆を小麦粉でまぶし、発酵させ、半年間塩汁につけた後、天火で乾燥して、しょうが・さんしょう・しそ・けしなどの香料を加えた粒状のもの。静岡県浜松市三ヶ日町福長の大福寺で作り始めたものという。浜松納豆。浜納豆。
※策伝和尚送答控(1631‐35)「文にさへ申さぬ程はとをとをみはまななっとうも言のはぞなき」

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世界大百科事典内の浜名納豆の言及

【納豆】より

…室町期になると納豆,唐(から)納豆と呼ばれ,のちには寺院でつくることが多かったため寺納豆ともいった。京都では大徳寺納豆,天竜寺納豆などの名が知られ,遠江(とおとうみ)浜名湖畔の大福寺でつくられたものは江戸初期から浜名納豆(浜納豆とも)として著名であった。現在では,柔らかく煮たダイズにショウユコウジカビを植えてこうじ豆をつくり,塩水に浸漬(しんし)して3~4ヵ月発酵させたのち,豆をとり出して乾燥する。…

【浜納豆】より

…浜名納豆(はまななつとう)の略。塩辛納豆の一種で,遠江の大福寺(現,静岡県引佐郡三ヶ日町)でつくり始めたといわれ,1638年刊の《毛吹草》にも名が見えている。…

※「浜名納豆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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