浜島古墳群(読み)はまじまこふんぐん

日本歴史地名大系 「浜島古墳群」の解説

浜島古墳群
はまじまこふんぐん

[現在地名]浜島町浜島 目戸

英虞あご湾口を南に見下ろす通称目戸めど山の標高一八メートルの丘陵地に点在する古墳時代後期の円墳群。全一五基が確認されているが、大半は観光ホテルの庭の築山に転用されて変形されながらも保存されている。墳丘の規模は直径一〇メートル前後、高さ二メートル前後である。通称中目戸なかめどにある五号墳は、墳丘径一五メートル、高さ二メートルの完全な姿で山林中にある。七号墳は径一四・五メートル、高さ三メートルで比較的大きく、南南東に開口した全長七・二メートル、最大幅二・三メートルの片袖式の横穴式石室を内部構造とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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