20世紀日本人名事典 「浜野卓也」の解説
浜野 卓也
ハマノ タクヤ
昭和・平成期の児童文学作家,文芸評論家 元・山口女子大学文学部教授。
- 生年
- 大正15(1926)年1月5日
- 没年
- 平成15(2003)年8月10日
- 出生地
- 静岡県御殿場市
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学文学部国文科〔昭和30年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 毎日児童小説(第14回)〔昭和39年〕「みずほ太平記」,新美南吉文学賞(第7回)〔昭和49年〕「新美南吉の世界」,サンケイ児童出版文化賞(第25回)〔昭和53年〕「やまんばおゆき」,小学館文学賞(第31回)〔昭和57年〕「とねと鬼丸」,児童文化功労者賞(第37回)〔平成9年〕,勲四等旭日小綬章〔平成15年〕
- 経歴
- 中学、高校教師を務め、上野高教頭を最後に退職。山口女子大学教授、日本大学芸術学部講師、日本児童文学学会代表理事などを歴任。教職の傍ら、創作活動に励み、児童文学における歴史小説の代表的作家として活躍した。主な著書に「やまんばおゆき」「とねと鬼丸」「五年二組の宿題戦争」「五年二組の秘密クラブ」「堀のある村」などの創作の他、評論に「新美南吉の世界」「立原道造……はれなき哀しみの詩」「戦後児童文学作品論」「童話にみる近代作家の原点」など多数。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報