浪野東助(読み)なみの とうすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浪野東助」の解説

浪野東助 なみの-とうすけ

1833-1889 幕末-明治時代の剛力者。
天保(てんぽう)4年生まれ。40貫(150kg)の重さの物をもちあげる。東京の浅草公園酒樽(さかだる),米俵,挽臼(ひきうす)などをかつぎあげたり,足や背や腹などにのせて人気をえた。両国書画会では大筆を俵にしばって両手にもち書画集の文字をかいたという。明治22年死去。57歳。通称は力持ちの東助,本町の東助。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android