デジタル大辞泉 「浮ばれる」の意味・読み・例文・類語 うかば・れる【浮(か)ばれる】 [動ラ下一]《「れる」は、もと可能の助動詞》1 死んだ人の魂が慰められる。成仏できる。「これで仏も―・れよう」2 (多く打消しの語を伴う)苦労がむくわれる。面目が立つ。「この評価では努力のかいがなく―・れない」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「浮ばれる」の意味・読み・例文・類語 うかば‐・れる【浮れる】 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙 ( 動詞「うかぶ(浮)」の未然形に可能の助動詞「れる」が付いて一語化したもの )① 死者の霊が迷いからぬけ出て、安らかになれる。成仏できる。〔改正増補和英語林集成(1886)〕② ( 多く打消を伴う ) 苦しい立場からぬけ出ることができる。運が開ける。また、立身出世する。[初出の実例]「散ざっぱらお前さんで、厭になる程遣られた揚句の果、もう到底御前さん以上には浮かばれないものと覚悟してゐた矢先に」(出典:坑夫(1908)〈夏目漱石〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例