浮世気(読み)うきよぎ

精選版 日本国語大辞典 「浮世気」の意味・読み・例文・類語

うきよ‐ぎ【浮世気】

〘名〙
当世風の人ごころ。世間気
浮世草子・美景蒔絵松(1708)三「しかし世が半粋人心当流の浮世気からは、引かいて来るを聞ゆるし」
② 当世流行の風俗などに関心を持ちすぎる気風。浮薄な気質
※浮世草子・諸商人世帯気質(1736)五「尤望まるる女房は〈略〉、是迄の様子を見るに浮世気勝て世帯まはりに心つかず」

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