浮島峠(読み)うきしまとうげ

日本歴史地名大系 「浮島峠」の解説

浮島峠
うきしまとうげ

上川町の北東端、網走支庁管内の紋別滝上たきのうえ町との間にあり、国道二七三号が通る。標高八八七メートル。旭川と紋別を結ぶ産業道路の開削は早くから計画されていたが、山が険しく計画は進まなかった。昭和三六年(一九六一)開発道路として認定され、同四四年に国道二七三号となる。急勾配と急カーブが多く、冬期間の交通確保が難しかったため、同五九年に標高約七〇〇メートルの山腹に延長三三三二メートルの浮島トンネルが完成した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android