上川町(読み)カミカワチョウ

デジタル大辞泉 「上川町」の意味・読み・例文・類語

かみかわ‐ちょう〔かみかはチヤウ〕【上川町】

上川

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日本歴史地名大系 「上川町」の解説

上川町
かみかわちよう

面積:一〇四九・二四平方キロ

昭和二七年(一九五二)上川郡上川村が町制を施行して成立。上川支庁管内のほぼ中央に位置し、石狩川の最上流部で周囲を高山に囲まれる。西は愛別あいべつ町・当麻とうま町・旭川市・東川ひがしかわ町・美瑛びえい町、南は十勝支庁上川郡新得しんとく町・同河東かとう上士幌かみしほろ町、東は網走支庁常呂ところ留辺蘂るべしべ町・網走支庁紋別郡丸瀬布まるせつぷ町・同郡白滝しらたき村、北は同郡滝上たきのうえ町と朝日あさひ町で、一二市町村に接する。町域の約八割が国有林、一割が道有林。また中央部から南部のおよそ五割が大雪山国立公園に指定されている。石狩岳西方を源流とする石狩川は当町をおおよそ北西流し、町内の流程六三キロで両岸に流れ込む支流は四〇を超える。気候は北海道中央部の内陸性気候に属するが、大雪山山麓にあるため、夏季の気温は高くなるのに対し冬季は非常に低温となる。また夏季は昼夜の気温の差が大きい。過去最高気温は摂氏三四・五度、最低気温は零下三一度。年間降水量は一五〇〇ミリほどで、七―八月が多雨期。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上川町」の意味・わかりやすい解説

上川〔町〕
かみかわ

北海道中部にある町。 1952年町制。地名はアイヌ語のベニ・ウン・グルコタン (神居古潭を境にして石狩川の上流に住む人,すなわち上川人の村の意) に由来。大雪山火山群を含む石狩山地北見山地原生林が広い面積を占め,林業が盛ん。合板,製材工業が行われる。南部は大雪山国立公園に属し,層雲峡,愛山渓温泉とともに観光客が多い。北東部の天塩岳南西麓一帯は天塩岳道立自然公園に属する。 JR石北本線,旭川と北見を結ぶ大雪国道 (国道 39号線) が通り,国道 273号線,333号線を分岐する。面積 1049.47km2。人口 3500(2020)。

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