精選版 日本国語大辞典 「浮歩」の意味・読み・例文・類語 うけ‐あゆみ【浮歩】 〘 名詞 〙 ( 「浮け」は浮かせる意の下二段動詞「うく(浮)」の連用形 )① 遊女が盛装して歩く、行事の時の歩き方。体をそらせ、音のしないように爪先をけ出すようにしながら、ゆっくりと、しとやかに足を運ぶ歩き方。うきあゆみ。[初出の実例]「みつがさねの衣装着こなし、素足道中くり出しの浮歩(ウケアユミ)」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)一)② 爪先で軽く静かに歩くこと。[初出の実例]「そのかみの学生(がくじゃう)めきし浮歩(ウケアユ)み」(出典:白羊宮(1906)〈薄田泣菫〉ああ大和にしあらましかば) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例