日本歴史地名大系 「浮津八王子宮」の解説 浮津八王子宮うきつはちおうじぐう 高知県:室戸市浮津村浮津八王子宮[現在地名]室戸市浮津 西町集落東北の山際に鎮座し、祭神は多紀理比売命など五男神・三女神。伝えでは、往古奈良志津(ならしづ)(現奈良師)の浜に光り輝くものがあり、里人がこれを食物などを入れるモッソに納めて持帰り、奈良志津の谷奥に祀ったという。以後金剛頂(こんごうちよう)寺領内の神社として栄えたが、延宝年間(一六七三―八一)の室津(むろつ)湊大改修の際、奈良師(ならし)や浮津西部の人家が東へ移動させられたため、神社も元禄四年(一六九一)に現在地へ遷座したという(南路志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by