日本歴史地名大系 「浴陸奥温泉記」の解説 浴陸奥温泉記よくむつおんせんき 三巻三冊 小宮山楓軒著成立 文政一〇年解説 水戸藩士小宮山昌徳の長男、明和元年生れ、通称造酒之介、諱昌秀、号楓軒。寛政一一年水戸藩南郡紅葉組の郡奉行に就任、また民政家としても知られた。文政一〇年五―六月の二ヵ月にわたり鳴子温泉湯治の紀行文で、水戸を発ち浜街道を仙台城下・松島・鳴子温泉へ、帰り路奥州道中を上り、桑折では代官寺西重次郎の墓参りをするなど注目される記述も多い。活字本 「随筆百花苑」三(中央公論社) 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by