海部郡西部の
中世には流域は
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
徳島県南部を流れる川。高知県境の貧田丸(ひんでんまる)(1018メートル)付近に発して東流して海陽町皆ノ瀬(かいのせ)から方向を南に転じ海陽町の奥浦で太平洋に注ぐ。延長36.3キロメートル。流域面積154.6平方キロメートル。流域は中生界の四万十(しまんと)帯からなる海部山地で、中流と上流に段丘が発達し、集落や耕地が立地する。中流以下には谷底平野が開け、河口付近には浜堤列(ひんていれつ)や砂丘が発達する。上流は森林資源に恵まれ、海部林業地帯をなす。支流の王余魚谷(かれいだに)川の轟(とどろき)ノ滝は俗に轟九十九滝といわれ、同川にかかる大小の滝の総称。本滝も轟ノ滝(別名王余魚滝)とよばれ、落下約60メートル。行者の滝でもあり、11月の轟神社例祭には滝入りがある。
[高木秀樹]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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