海峡条約(読み)かいきょうじょうやく

百科事典マイペディア 「海峡条約」の意味・わかりやすい解説

海峡条約【かいきょうじょうやく】

黒海地中海を結ぶダーダネルスとボスポラスの両海峡,および両海峡にはさまれたマルマラ海支配権通航,閉鎖に関する国際条約。18世紀以来,この地域をめぐってトルコおよびヨーロッパ諸国,ことに英露仏などの国際的利害が激しく対立を続けた。おもな条約ロンドン条約(1840年),パリ条約(1850年),モントルー条約(1936年)があり,今日に至っている。
→関連項目ダーダネルス海峡ボスポラス海峡

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android