海清寺(読み)かいせいじ

日本歴史地名大系 「海清寺」の解説

海清寺
かいせいじ

[現在地名]西宮市六湛寺町

西宮市役所の東にある臨済宗妙心寺派の寺院。巨鼇山と号し、本尊釈迦如来。応永元年(一三九四)無因宗因開山として創建。宗因は足利義持より聞法のため招かれたが、老病を理由に当寺に逃れ住み(延宝伝灯録)、光沢庵を住院とした。光沢庵について宗因の「山居偶作」と題する自偈(同書)に「居処幽遠朝市」とあり、往時の寺域の広大さがうかがえる。貞享元年(一六八四)の西宮町浜地図(西宮市史)にも西の六湛ろくたん寺塔頭二院とともに、広い境内の鬱蒼とした林下に海清寺が描かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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