浸透平衡(読み)しんとうへいこう

最新 地学事典 「浸透平衡」の解説

しんとうへいこう
浸透平衡

osmotic equilibrium

溶媒は自由に通すが,溶質は通さない半透膜を境として,両側に溶媒と溶液を置いたとき,溶媒は溶液がある濃度に達するまで溶液中に浸入して平衡に達する。この平衡状態を浸透平衡という。このとき,半透膜を境として温度は等しいが,圧力は異なる。地殻内部においては,割れ目を満たす流体相の圧力とまわりの岩圧とが等しくない場合がある。この場合,割れ目の壁を自由に通過する物質について化学平衡が成立しうる。すなわち,壁を半透膜とみなすことができ,一種の浸透平衡が地殻内部で成り立つ。流体相の出入りを伴う反応曲線は温度-圧力図の上で正の勾配を示すが,浸透平衡において流体相の圧力が一定なら,その勾配は一般に負になる。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 松本

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む