流体相(読み)りゅうたいそう

最新 地学事典 「流体相」の解説

りゅうたいそう
流体相

fluid phase

(1)珪長質マグマの結晶化が進みメルトが水に飽和すると,メルトおよび結晶とは別に水や二酸化炭素を主体とする相が出現する。これを流体相といい,そこにはハロゲン,硫黄などの揮発性成分とともに,鉱物に入りにくい金属イオンが揮発性元素との錯体として濃集する。このような流体はある種の鉱床(例えばポーフィリィー型,ペグマタイト型など)の形成に関係する。このような流体が割れ目や火道を通じて地表に放出されれば火山ガスとなる。
(2)変成作用・熱水変質作用・地熱系などの岩石-水相互作用において固相(岩石)と接触している流体(ガスを含む)を流体相と呼ぶ。高温の流体は物質を輸送する強力な媒体である。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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