精選版 日本国語大辞典 「消幕」の意味・読み・例文・類語 けし‐まく【消幕】 〘 名詞 〙 歌舞伎で、死体となった登場人物を退場させる時、見物から見えないようにおおいかくす黒や赤の幕。また、舞踊劇で舞台の出や舞台上での着換えにも、この幕を用いる。[初出の実例]「左次郎、アバ太郎、野呂松などとり押へ、手込にしてやうやうけし幕にてかくし、うしろへ連ゆく」(出典:滑稽本・八笑人(1820‐49)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例