… 30年(享保15)新発田藩の松ヶ崎掘割り工事は港を浅くし入港船舶の減少と町の衰微をもたらした。68年(明和5)米価高騰と藩の御用金賦課が重なり,町民は騒動を起こし米問屋,廻船問屋,町役人を襲撃,涌井藤四郎を総代として町民の手による町政を行った。しかし70年には涌井が獄門のほか,それぞれ処罰された。…
※「涌井藤四郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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