液体天然ガス(読み)えきたいてんねんガス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「液体天然ガス」の意味・わかりやすい解説

液体天然ガス
えきたいてんねんガス

NGL,天然ガソリンとも呼ばれる。天然ガスから分離される炭化水素のうち,常温常圧で液体となるペンタン ( C5H12 ) など炭素原子5個以上の重質分の総称油田随伴ガスやガス田ガスから生産される。ガソリンと同様の透明な液体だがオクタン価が低く,ナフサ (粗製ガソリン) に近い。精製用半製品や石油化学用原料となる。硫黄分,窒素分ともに少なく,発電用燃料として原油やナフサを補完していたが,排煙脱硫装置などの公害対策が進み,使用量は激減した。石油の分類ではコンデンセートに入る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む