湿性ガス(読み)しっせいがす(英語表記)wet gas

日本大百科全書(ニッポニカ) 「湿性ガス」の意味・わかりやすい解説

湿性ガス
しっせいがす
wet gas

天然ガスのうち、主成分のメタンのほかに、エタン、プロパン、ブタンペンタンヘキサンなどの比較的重い炭化水素の含有量が多いものをいう。乾性ガスに対比される語で湿性天然ガスともいう。重いものは常温・常圧でも液体となることから、こうよばれる。プロパンより重い重質炭化水素は一括して天然ガス液(NGLnatural gas liquid)とよばれることがある。石油産出に伴って油田から随伴してくる天然ガスは湿性ガスであることが多く、中東やアフリカで産出している天然ガスはほとんど随伴ガスである。

富田 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「湿性ガス」の意味・わかりやすい解説

湿性ガス
しっせいガス

乾性ガス」のページをご覧ください。

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