日本大百科全書(ニッポニカ) 「天然ガソリン」の意味・わかりやすい解説 天然ガソリンてんねんがそりんnatural gasoline ケーシングヘッドガソリンともいい、油井より原油に随伴して産出する湿性天然ガス中の液状成分を凝縮液化して得られる低沸点ガソリン。ペンタンを主成分とし、ブタン、ヘキサンも含まれる。自動車ガソリンの気化性向上用配合材や石油エーテルとして実験室用溶剤に使用される。またアメリカでは、アルキレート、その他石油化学原料としてのイソブタン、イソペンタン供給源の一部となっている。[原 伸宜][参照項目] | ガソリン | 石油エーテル 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例