デジタル大辞泉 「淫する」の意味・読み・例文・類語 いん・する【淫する/×婬する】 [動サ変][文]いん・す[サ変]1 (多く「…に淫する」の形で)度が過ぎる。度を過ごして熱中する。ふける。「酒色に―・する」「読書に―・する」2 みだらなことをする。[類語](2)淫らな行為・淫行・買春・売春・援助交際 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「淫する」の意味・読み・例文・類語 いん‐・する【淫・婬】 [ 1 ] 〘 自動詞 サ行変 〙 [ 文語形 ]いん・す 〘 自動詞 サ行変 〙 ( 古くは「いんず」とも )① みだらなことをする。性行為をする。[初出の実例]「まことや天人のいんぜざる所は、禍ありて而かも幸無しと、東方朔が詞思ひ知られて候」(出典:寛永版曾我物語(南北朝頃)五)② ( 多く「…に」の形を受けて用いられる ) 度を過ごして、ある物事に熱中する。ある状態の度が過ぎる。ふける。おぼれる。[初出の実例]「色に婬して道に暗し」(出典:太平記(14C後)四)「汝家を出でて仏に婬し、未来解脱(げだつ)の利慾を願ふ心より」(出典:読本・雨月物語(1776)白峯)[ 2 ] 〘 他動詞 サ行変 〙 [ 文語形 ]いん・す 〘 他動詞 サ行変 〙① 惑わす。惑乱する。② 性交する。姦淫する。[初出の実例]「命をうしなはじが為に、下女を婬するなり」(出典:九冊本宝物集(1179頃)八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例