深山蕨(読み)みやまわらび

精選版 日本国語大辞典 「深山蕨」の意味・読み・例文・類語

みやま‐わらび【深山蕨】

  1. 〘 名詞 〙 シダ類ウラボシ科の落葉多年草。各地の深山の林下に生える。葉柄は細く淡褐色、披針形鱗片を散生する。葉身は卵状三角形で羽状に分裂し、長さ一〇~二〇センチメートル。羽片は狭長楕円形で羽状に深裂、上部のものは基部が中軸に合着する。各裂片は長楕円状卵形で縁は波状。胞子嚢群は裂片の裏面の縁近くに生じ、腎円形の包膜におおわれる。〔日本植物名彙(1884)〕

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