清商(読み)せいしょう

精選版 日本国語大辞典 「清商」の意味・読み・例文・類語

せい‐しょう‥シャウ【清商】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 五音の一つで、清く澄んだ商の音。
    1. [初出の実例]「枕は欹つ隣笛の清商の曲 窓は対ふ前林の暗淡の紅〈具平親王〉」(出典:新撰朗詠集(12C前)上)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐仲長統伝〕
  3. 清らかな秋。また、秋の涼風
    1. [初出の実例]「秋可哀兮哀清商之初凉」(出典経国集(827)一・重陽節神泉苑賦秋可哀応制〈仲雄王〉)
    2. [その他の文献]〔潘岳‐悼亡詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「清商」の読み・字形・画数・意味

【清商】せいしよう(しやう)

五音の商の音。清澄の音。〔韓非子、十過〕(平)曰く、は固(まこと)に最も悲しきかと。師曠曰く、(せいち)に如(し)かずと。

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