清戸横穴群(読み)きよとさくよこあなぐん

日本歴史地名大系 「清戸横穴群」の解説

清戸横穴群
きよとさくよこあなぐん

[現在地名]双葉町新山 清戸

阿武隈高地東縁から半島状に東延した丘陵斜面に立地する。相双丘陵地とよばれるこれらの丘陵は第三紀凝灰岩を基盤とするため、横穴墓を営む条件に恵まれている。七世紀に造営が盛んに行われ、上限は六世紀末までさかのぼると考えられる。昭和四三年(一九六八)学校建設に伴い調査され、五三基の横穴墓が明らかとなり、未掘の横穴墓を加えると二〇〇基以上になることが確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android