きよみず【清水】 の 舞台(ぶたい)から=飛(と)ぶ[=飛(と)びおりる・=落(お)ちる]
(切り立ったがけの上に設けられた
京都清水寺の
観音堂の
舞台から、思いきって飛びおりる
意から) 死んだつもりで思いきったことをする。非常に重大な
決意を固める。昔、病気をなおすためや
吉凶を占うため、または、恋を成就させるために、高い所から飛びおりる
風習があったという。
※俳諧・類船集(1676)土「清水の舞台
(ブタイ)からとぶは、かの
仏の説給ひし、堕落金剛山、念彼観音力、不能損一毛の
試(こころみ)なるべし」
※
滑稽本・
浮世風呂(1809‐13)四「エエ、何のコレ、清水
(キヨミヅ)の舞台
(ブタイ)から飛
(トン)だと思て十二文か」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報