20世紀日本人名事典 「清水信」の解説
清水 信
シミズ シン
大正・昭和期の歌人
- 生年
- 明治33(1900)年5月18日
- 没年
- 昭和35(1960)年7月30日
- 出生地
- 奈良市郊外郡山
- 本名
- 清水 信義
- 学歴〔年〕
- 大阪工応用化学科卒
- 経歴
- 会津若松市の製鋼所に勤め、前田夕暮門の佐藤嘲花を知って歌を作り始めた。大正11年「短歌雑誌」に投稿、吉植庄亮の選を受け「橄欖」に参加。12年奈良の麗日詩社から「郷愁」を創刊、口語歌壇に新感覚派的技巧を導入。15年新短歌協会に加わり自由律に傾いた。昭和5年土田杏村らと「短歌建設」創刊、次いで「短歌科」「作家」創刊。「方眼紙のなかから 都市計画は 蒲公英の穂を吹きながら来る」が代表作。歌集「黎明を行く」「新陽」「煙突」「都市計画」「首都」、評論集「新短歌はどう動く」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報