清浄寺跡(読み)せいじようじあと

日本歴史地名大系 「清浄寺跡」の解説

清浄寺跡
せいじようじあと

[現在地名]有漢町有漢

畦地あぜち高台にある。秋庭一族の菩提寺の一つであった。五輪塔・宝篋印塔など約一〇〇基の石塔があるが、寺の創建や廃絶年代は不明。当地から北へ数百メートルの茶道ちやどうには享保二年(一七一七)再建医王いおう堂という尼寺がある。境内墓所には至徳元年(一三八四)・応永二一年(一四一四)・正長元年(一四二八)などの銘のある五輪塔地輪石がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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