清盛寺
せいじようじ
[現在地名]小田町寺村
太田山清盛禅寺、本尊千手観音。孝謙天皇御願寺として天平勝宝二年(七五〇)建立されたと記す寛平元年(八八九)三月一日付の文書を蔵する。
<資料は省略されています>
大洲三代藩主加藤泰恒がこれに表装を命じたと「大洲旧記」寺村の条に記す。
口碑に平清盛の五女登喜姫がこの地に逃れ住んだといわれ、寺の名も清城寺を清盛寺と改めたという。古い位牌を蔵し「称尊院殿梅薫大童女」裏に「文治二丙午年六月十六日」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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