清藤幸七郎(読み)キヨフジ コウシチロウ

20世紀日本人名事典 「清藤幸七郎」の解説

清藤 幸七郎
キヨフジ コウシチロウ

明治・大正期の大陸浪人



生年
明治5年6月21日(1872年)

没年
昭和6(1931)年1月4日

出生地
熊本県熊本市

別名
号=呑宅

経歴
年少の頃から東亜問題に志し、大正12年上京。宮崎寅蔵、内田良平らと孫文の中国革命運動を支援。のちフィリピン独立運動にも参加した。晩年下中弥三郎平凡社を興し、標準漢字自習辞典、大字典、月刊「鑑賞文選」の編集刊行などに携わった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清藤幸七郎」の解説

清藤幸七郎 きよふじ-こうしちろう

1872-1931 明治-大正時代の中国革命運動の協力者。
明治5年6月21日生まれ。清藤秋子の弟。幼時から宮崎滔天(とうてん)兄弟とまじわり,影響をうける。黒竜会の「時事月刊」編集主事をつとめ,1911年辛亥(しんがい)革命に参加。晩年は漢字研究にうちこみ,「標準漢字自習辞典」などをあらわした。昭和6年1月4日死去。60歳。熊本県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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