済物(読み)サイモツ

デジタル大辞泉 「済物」の意味・読み・例文・類語

さい‐もつ【済物】

荘園制時代、みつぎものとして納めた地方産物。せいもつ。なりもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 項目

精選版 日本国語大辞典 「済物」の意味・読み・例文・類語

さい‐もつ【済物】

  1. 〘 名詞 〙 上納する品物。みつぎものとして納める地方の産物。せいもつ。
    1. [初出の実例]「以本田済物。尚以不足也」(出典明衡往来(11C中か)中末)

せい‐もつ【済物】

  1. 〘 名詞 〙 租税など、上納する品物。さいもつ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「済物」の読み・字形・画数・意味

【済物】せいぶつ

万民をすくう。魏・康〔山巨源(濤)に与へて交はりを絶つ書〕(楚の)子相を欲すること無きも、三たび令尹(れいゐん)に登れり。是れ乃ち君子の物を濟(すく)はんことを思ふのなり。

字通「済」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android