減筆体(読み)げんぴつたい(その他表記)jian-bi-ti

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「減筆体」の意味・わかりやすい解説

減筆体
げんぴつたい
jian-bi-ti

東洋画技法の一つ。元来は書道における省筆略字の意であったのを絵画に応用したもの。写意的,象徴的表現を目的として用いる。唐末,五代の石恪 (せきかく) の水墨画にその萌芽がみられ,宋代の梁楷画風において完成。その絵は水墨画,白描画が混然と融和した独特の減筆体の作風を示した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の減筆体の言及

【減筆】より

…おもに禅宗的主題の人物画に用いられる。南宋後半の画院画家,梁楷が〈減筆体〉をはじめたとされ,草々たる略筆による水墨道釈画を残しているが,その起源は唐末・五代にさかのぼる。いわゆる逸格の画家たちの人物画は衣紋を粗筆,面貌を細筆でえがかれているが,この画風が,梁楷まで伝えられ,洗練度を加えたと考えられる。…

※「減筆体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む