減量経営(読み)げんりょうけいえい(その他表記)reduced management

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「減量経営」の意味・わかりやすい解説

減量経営
げんりょうけいえい
reduced management

不況に直面した企業が内部スラック (余裕) 資源を減らすことによって経営の立て直しを行なうこと。最も基本的な方法は,直接的経費の節減であるが,それだけでは対応できないときには,固定的費用の削減が行なわれる。管理職の報酬のカット,新規採用の抑制あるいは停止,退職奨励,希望退職などの固定的人件費の削減,遊休資産の売却による借入金の返済と金利負担の軽減工場統廃合,不採算事業からの撤退などのアクションがとられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android