20世紀日本人名事典 「渡辺治右衛門」の解説 渡辺 治右衛門ワタナベ ジエモン 明治〜昭和期の銀行家 東京渡辺銀行頭取。 生年明治4年12月28日(1872年) 没年昭和5(1930)年1月4日 出生地東京 経歴10代目治右衛門を襲名し、二十七国立銀行、東京湾汽船、あかぢ貯蓄銀行の事業を継ぐ。明治45年旭日生命保険、ついで渡辺倉庫、渡辺保険会社を設立。大正9年二十七銀行を東京渡辺銀行に改称、頭取となる。12年の関東大震災により経営が悪化、のち同行および関係企業は倒産し、東京屈指の資本家であった渡辺家は10代目の死去とともに財産を放棄した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺治右衛門」の解説 渡辺治右衛門(1) わたなべ-じえもん 1872*-1930 明治-昭和時代前期の銀行家。明治4年12月28日生まれ。13年治右衛門10代となり,東京第二十七国立銀行,あかぢ銀行などを経営。大正9年二十七銀行を東京渡辺銀行と改称。関東大震災後,経営が悪化。昭和2年片岡直温(なおはる)蔵相の衆議院予算委員会での渡辺銀行破綻の発言を契機に渡辺・あかぢ両銀行は休業となり,これが金融恐慌の発端となった。昭和5年1月4日死去。60歳。 渡辺治右衛門(2) わたなべ-じえもん ⇒渡辺一(わたなべ-かず) 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by