海の事典 「渦位の保存則」の解説 渦位の保存則 大気・海洋の運動で、傾圧構造、したがって渦度の水平成分と摩擦が無視できるとき、流れは渦位を一定に保つように起こる。これを渦位の保存則という。高さhの 鉛直流体柱の持つ相対渦度をζ、コリオリの因数をfとすると、渦位は(ζ+f)/hで与えられるが、相対渦度 が小さければ、f/hが一定な線に沿って運動が起こる。hが一定なら東西流が卓越し(fは緯度の関数)、fが 変化が小さければ、海流は等深線に沿う傾向を持つ。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報 Sponserd by