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渦巻銀河 うずまきぎんがspiral galaxy

翻訳|spiral galaxy

知恵蔵の解説

渦巻銀河

形態から見た銀河の名。渦巻銀河は、渦巻構造を持ち、恒星星間物質円盤状に集まっている。重力による集中力と円盤部の回転による遠心力とが釣り合い、形を保つ。棒渦巻銀河は、渦巻銀河のうち中心部に棒状構造を持つもの。楕円銀河は、恒星が球ないし楕円状に集まり、内部に目立った構造を持たず、ガスをほとんど含まない。恒星が高速・無秩序に動き、飛散しようとするのを重力で引き留めて形を保つ。これらに分類できないものが不規則銀河。それ自体が不定形なものと、銀河の衝突などにより一時的に変形したものとがある。これらの他に、星の数が数十億個以下の小さな銀河が多数存在する。矮小(わいしょう)銀河と呼ばれ、局部銀河群に数十個見つかっている。通常の銀河の衛星銀河となっていることが多く、太陽系のある銀河系の周囲には十数個存在する。

(谷口義明 愛媛大学宇宙進化研究センターセンター長 / 土佐誠 東北大学教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

デジタル大辞泉の解説

うずまき‐ぎんが〔うづまき‐〕【渦巻(き)銀河】

形による銀河の分類の一。中心部を2本の腕が取り巻いて渦状になっている形の銀河。腕の部分も多くの恒星からなる。普通の渦巻き型のほかに、棒渦巻き型がある。アンドロメダ銀河など。渦状(かじょう)銀河。渦巻き星雲。→棒渦巻き銀河

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

渦巻銀河【うずまきぎんが】

銀河分類の一つ。恒星が密集した丸い中心核から渦巻状の腕が出て(腕の先がさらに枝分れするものも多い)いる銀河。一般には,中央部のバルジと呼ばれる楕円体状の部分と,それに重なる円盤状の部分とから成る。
→関連項目不規則銀河

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世界大百科事典内の渦巻銀河の言及

【銀河】より


[分類]
 銀河の分類は,1926年にハッブルによって提唱された形態分類が基本となっているが,銀河の明るさの中央集中度に基づいたヤーキス分類などもある。ハッブルの分類ではその見かけの形によって,楕円銀河(E),渦巻銀河(S),棒渦巻銀河(SB),不規則銀河(Ir)に大別される。楕円銀河は滑らかな輝度分布をもち,際だった内部構造を示さない。…

※「渦巻銀河」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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