渾融(読み)コンユウ

デジタル大辞泉 「渾融」の意味・読み・例文・類語

こん‐ゆう【×渾融/混融】

[名](スル)《「渾」は、一つにまじりあうこと》物が入りまじって一つにとけあうこと。
「加うるに印度インド埃及エジプト開化を以てし、―して一となす」〈雪嶺真善美日本人

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精選版 日本国語大辞典 「渾融」の意味・読み・例文・類語

こん‐ゆう【渾融・混融】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「渾」はすべてが一つになる意 ) 融けて混じり合うこと。物が一つに融け合って、何らの区別もなくなること。
    1. [初出の実例]「彼の甘柔蜜の如き和気と此の剛利剣の如き心腸と混融して」(出典:薩長土肥(1889)〈小林雄七郎〉四藩気質)
    2. [その他の文献]〔燕子箋‐謀緝〕

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普及版 字通 「渾融」の読み・字形・画数・意味

【渾融】こんゆう

融合する。

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