湖岸線(読み)こがんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「湖岸線」の意味・わかりやすい解説

湖岸線
こがんせん

湖面と陸地との境界。湖盆の平面的な形態を現すが、水位変化によって、湖岸線の位置は季節的にも経年的にも変動する。たとえばアフリカのチャド、ニジェール、ナイジェリア、カメルーンの国境に位置するチャド湖は、湖面の面積が乾期には雨期の6分の1以下になる。また、カザフスタンとウズベキスタン国境のアラル海における1960年以降の湖面積の縮小も、湖岸線変動の顕著な例である。

 湖岸線の屈曲の度合いを示す数値として肢節量(しせつりょう)が用いられ、屈曲に富む堰止(せきとめ)湖は大きな値をとるのに対し、形状がほぼ円形を示すマールmaarでは1.0に近い。

[森 和紀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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