湧出(読み)ユウシュツ

デジタル大辞泉 「湧出」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐しゅつ【湧出/×涌出】

[名](スル)地中から液体がわき出ること。「温泉が―する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「湧出」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐じゅつ【湧出・涌出】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ゆしゅつ」とも ) 出てくること。現われ出ること。わきでること。ゆうしゅつ。
    1. [初出の実例]「因従地踊出菩薩等。明仏寿長遠」(出典法華義疏(7C前)四)
    2. 「周囲三百里にみへたる池水俄に湧(ユ)出して、四面皆七宝の霊池となる」(出典:太平記(14C後)二四)
    3. [その他の文献]〔法華経‐従地踊出品〕

ゆう‐しゅつ【湧出・涌出】

  1. 〘 名詞 〙 水、温泉、石油などがわきでること。ゆじゅつ。ようしゅつ。
    1. [初出の実例]「洞中に清水を湧出し」(出典:輿地誌略(1826)二)
    2. [その他の文献]〔列子‐湯問〕

よう‐しゅつ【湧出・涌出】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「よう」は「湧」「涌」の漢音 ) わき出ること。現われ出ること。ゆうしゅつ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android