湮滅(読み)インメツ

精選版 日本国語大辞典 「湮滅」の意味・読み・例文・類語

いん‐めつ【湮滅・隠滅】

  1. 〘 名詞 〙
  2. うずもれてなくなること。あとかたもなく消えうせること。また、消してしまうこと。消滅。
    1. [初出の実例]「言念湮滅、軫悼傷懐」(出典懐風藻(751)序)
    2. 「証拠を湮滅(インメツ)させた犯罪者の感じる満足」(出典:青年(1910‐11)〈森鴎外〉二一)
    3. [その他の文献]〔史記‐伯夷伝〕
  3. ( 隠滅 ) 一つの天体が他の天体におおわれて見えないこと。掩蔽(えんぺい)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の湮滅の言及

【証拠隠滅罪】より

…刑は2年以下の懲役または20万円以下の罰金(刑法104条)。刑法の表記現代化以前は〈証憑湮滅(しょうひょういんめつ)罪〉とよばれた。本罪は,国の刑事審判作用を保護しようとするものである。…

※「湮滅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む