湯ヶ野村
ゆがのむら
[現在地名]河津町湯ヶ野
下佐ヶ野村の北西、河津川中流左岸に位置する。戦国期には当地に大工が居住しており、明応九年(一五〇〇)一一月六日の大川(現東伊豆町)の三島神社棟札に「湯可野村」大工左衛門三郎がみえる。大工壬生太郎左衛門吉宗・正宗は河津周辺の神社棟札にみえ、大永四年(一五二四)二月二四日の大川の三島神社、天文六年(一五三七)九月三〇日の横川(現下田市)の諏訪神社、同一二年二月一五日と永禄二年(一五五九)九月二一日の奈良本鹿島神社(現東伊豆町)、永禄一二年一一月四日の奈良本水神社に棟札が残る。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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