湯山六号墳(読み)ゆやまろくごうふん

日本歴史地名大系 「湯山六号墳」の解説

湯山六号墳
ゆやまろくごうふん

[現在地名]福部村湯山 大谷山

大谷おおたに山の先端部に築造されていたが、現在は消滅している。後背地にはラグーン(湯山池)があった。出土遺物から推して五世紀初頭のものと考えられている。昭和五二年(一九七七)石棺が出土したのを機に発掘調査が行われ、直径一三メートル・高さ一メートル余の円墳と推測されたが確かではない。埋葬施設は主軸を東西方向においた箱式石棺で、長さ二・一メートル、幅〇・五メートルの規模のものと推定された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android