湯文(読み)ゆぶみ

精選版 日本国語大辞典 「湯文」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐ぶみ【湯文】

〘名〙
温泉効能入浴についての注意などを書いた文。
太閤記(1625)一五「有馬中務卿法印は、有馬の池坊に成て、湯文を説廻り、有馬の湯の徳をことごとしく云立候し」
湯殿始(ゆどのはじめ)に用いる祈祷の書きつけ。
玉葉‐仁安二年(1167)一一月九日「置物棚上 虎頭一、犀角一置、御湯書、侍等撤之、掃除之、如本取置」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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