湯殿跡(読み)ゆどのあと

日本歴史地名大系 「湯殿跡」の解説

湯殿跡
ゆどのあと

[現在地名]福井市城戸内町

朝倉館の背後東方の比高約一四メートルの山裾台地にある。湯殿跡とはよばれているが、必ずしも湯殿があったための呼称ではなく、館跡に比定され、建物跡は残っていないが、発掘された見事な庭園跡で著名。狭長な池の中に岩島が一つあり、池の背後の山裾にかけて十数個の大きな立石が配置されて豪放な感を与え、朝倉遺跡中最も古い様式の庭園である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android