湯触村(読み)ゆぶれむら

日本歴史地名大系 「湯触村」の解説

湯触村
ゆぶれむら

[現在地名]山北町湯触

河内かわうち川下流東岸にあり、南境を酒匂さかわ川が流れ、東は都夫良野つぶらの村、北は山市場やまいちば村に接し、西隣の川西かわにし村と村域が錯綜する。正保国絵図に「川村ノ内湯触」とあり、古くは川村かわむら郷に属した。

近世は小田原藩領。寛文二年(一六六二)の人馬改帳(県史四)に「中筋湯触村」と記す。文化一四年(一八一七)融通金勘定について無届寄合をしたために百姓代が手鎖にされ、赦免願をしたところ、「徒党ケ間敷儀ニ相聞」により組合役人中に詫証文(県史五)を出している。万延二年(一八六一)農間炭買主一がおり、仕入炭を江戸に送り出している(「農間炭買主願書」県史九)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android