日本歴史地名大系 「湯郷村」の解説 湯郷村ゆのごうむら 岡山県:英田郡美作町湯郷村[現在地名]美作町湯郷入田(にゆうた)村の南にある。吉野(よしの)川右岸に立地し、倉敷往来が通る。北に塩垂(しおたれ)山があり、対岸東は三倉田(みくらた)村。中世は「和名抄」記載の勝田郡塩湯(しおゆ)郷を継ぐとみられる塩湯郷に属したと考えられ、古くから美作の湯(塩湯)として知られる。正保郷帳に湯江村とみえ、田二八五石余・畑二〇七石。元禄一〇年(一六九七)の美作国郡村高辻帳では改出高一三五石余・開高一八石余、村位は上。津山藩森氏断絶後は幕府領、元禄一四年甲斐甲府藩主徳川綱豊領、寛延元年(一七四八)播磨三日月藩預、天明七年(一七八七)下総佐倉藩領、寛政六年(一七九四)播磨龍野藩預(美作国郷村支配記・美作略史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by