源常平遺跡
げんじようたいいせき
[現在地名]浪岡町北中野 上沢田
大釈迦丘陵に属する標高一七三・七メートルの天狗平山から西方に延びる舌状低台地の平坦部分に立地し、台地南側縁辺部を正平津川が、また北側を浪岡川が西流し、縁辺部は絶壁となる。縄文時代中期・晩期の竪穴住居跡と集団墓地、平安時代の竪穴住居跡七二戸、中世の源常館に伴うと思われる空堀二本が検出された。出土土器は縄文時代早期・前期・後期・晩期、土師器・須恵器・中世陶磁器などで、主体は縄文晩期と平安時代の土師器・須恵器である。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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