源氏国名(読み)ゲンジコクメイ

デジタル大辞泉 「源氏国名」の意味・読み・例文・類語

げんじ‐こくめい【源氏国名】

連歌で、各句に源氏物語の巻名と日本諸国国名とを交互に詠み込んで百韻とするもの。

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精選版 日本国語大辞典 「源氏国名」の意味・読み・例文・類語

げんじ‐こくめい【源氏国名】

  1. 〘 名詞 〙 連歌の賦物(ふしもの)一つ。百韻の連歌の各句に「源氏物語」の巻名と日本の諸国の国名とを交互に隠し題としてよみこんでいくもの。
    1. [初出の実例]「但、限りある賦物、ことに覚悟すべし。又、源氏国名などやうの事をも、時には沙汰すべきなり」(出典:連理秘抄(1349))

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