コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

源親子 みなもとの ちかこ

朝日日本歴史人物事典の解説

源親子

生年:生没年不詳
鎌倉中期の女房。後嵯峨天皇の乳母。大納言二位と称す。内大臣源通親の娘。兄通方と共に後嵯峨の養育に当たり,即位後は,内裏や院中の奥向きのことを取り仕切った。別の兄定通が後嵯峨の外戚として政治の顧問となり,内裏や院中の表向きのことを統括し,親子は定通と共に後嵯峨を後見したといえる。重要案件を後嵯峨に取り次ぐ立場にあり,摂関家や関東申次の西園寺家などの重臣と後嵯峨との交渉のほとんどを申し次ぎ,そうした役割から人事に深く介入した。親子が後嵯峨の仰せを承って出した女房奉書である「二品奉書」は院宣と同様に扱われ,重事や人事に関して数多く確認できる。正嘉1(1257)年3月3日出家。

(秋山喜代子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

源親子の関連キーワード護良親王(もりよししんのう)源親子(2)民部卿三位護良親王しんし

今日のキーワード

偽計業務妨害罪

虚偽の風説を流布し,または偽計を用いて人の業務を妨害する罪 (刑法 233) 。流布とは,犯人自身が公然と文書,口頭で伝達するほか,口伝えに噂として流す行為も含む。偽計とは人を欺罔,誘惑し,あるいは人...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android